2021年8月22日放送
代表取締役社長《森 淳》もり あつし氏
はぴぷれの放送聴き逃した方はこちらより!
とても素敵な「ご縁」で、諫早の地へ引き寄せられた「人生の物語」は、番組の中で
◯『伝統を守り、革新を追い求める』
長崎県諫早市の老舗菓子舗として創業から伝わる伝統を守り続けながら、
次の伝統に向け商品開発・販路開拓にもたゆまない努力を続けていきます。
創業寛政五年(西暦1793年)創業
現代表の森 淳(もり あつし)は7代目となります。
諫早は江戸時代から諫早湾の干拓事業が盛んで余剰米があり、また、諫早は長崎の出島から砂糖を運んだといわれるシュガーロード(長崎街道)の宿場町であったため、「米」と「砂糖」が出合い、森長おこし(諫早おこし)が生まれました。
おこしはシュガーロードを通って広く伝えられ、瞬く間に地元だけでなく県外のみなさまにも愛されるようになりました。
創業以来、おこしを初めとした和菓子の販売が中心でしたが、長崎というご縁で、先代6代目の時代、昭和49年から長崎カステラの製造販売を開始いたしました。
近年ではカステラ派生商品の開発販売にも力を入れており、2009年11月に発売開始した「半熟生カステラ」シリーズは、累計で35万個の販売実績、2014年より海外展開も開始、半熟生カステラは海外でも高い評価を得ています。
7代目当主の森 淳(もり あつし)と申します。
御世代わりの今年(令和元年)、早いもので社長職12年目を迎えました。
思い起こせば、激動の時代でもありました。
「今度の生はカステラです。」に始まり、ふわとろブームを先駆けた「半熟生カステラ」。
「キュートなフォルムが目印です。」
パッケージにこだわった「カステラざんまい」シリーズ。
バリスタに監修して頂き、本物を追い求めた「出島珈琲カステラ」。
「地味から派手へ」ポッピーなパッケージが特徴の「ぷちおこしー」シリーズ。
国内だけでなく、韓国を皮切りに始まったカステラの輸出。
パートナーが決まった時は飛び上がるほど嬉しかった、タイへの輸出。
みんなのサポートで何とか取得できた「地域資源」活用認証などなど。
数えればキリはありませんが、走馬灯のように脳裏に蘇ります。
故市川森一原作「親戚たち」に登場する町こそ、我が故郷諫早です。
その諫早の文化を伝えるべく、これまで226年間お菓子を作り続けて参りました。
老舗でありながら常にチャレンジし続けることをミッションとし、これからも皆さまにおいしさを届けて参ります。
今後もどうかご愛顧頂きますよう申し上げ、挨拶に代えさせて頂きます。
ありがとうございます。
「菓秀苑 森長」web
https://kashuen-moricho.co.jp/