2021年2月21日放送
代表取締役 大島 徹也(おおしま てつや)氏
はぴぷれの放送聴き逃した方はこちらより!
今回前半のゲストさんは「ここから長崎」「株式会社toitoitoi」代表取締役「茂木まちホテルツーリズム協議会」代表「NAGASAKI SEASIDE HOTEL 月と海」「NAGASAKI HOUSE ぶらぶら」代表《大島 徹也》おおしま てつや氏
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長崎県南島原市出身、長崎大学卒業
世界を旅して、地元長崎の素晴らしさを再認識し海に面した料亭街として華やいだ「茂木の街」から「橘湾」をぐるりと包む、戸石、牧島、諫早市、雲仙市、南島原市と「橘湾オーベルジュ」「アルベルゴ・ディフーゾ」を展開して地方創生を地元の人々と共に創り上げていく仕掛け人大島氏は、どの様な人なのでしょうか?
紹介記事「アナバナ」より出典
大島さんは、茂木のちょうど対岸側にある、南島原市口之津(くちのつ)の出身です。茂木とよく似た漁師町で育ちました。父は、世界を回るタンカー船の料理長。半年は国外にいて、半年は休みという生活だったそうです。父の影響もあり、小さな田舎町から抜け出して世界を見てみたいと常々思っていた大島青年は、アメリカや韓国にホームステイをして、海外や都会への憧れをさらに募らせていきます。大学時代はパリに留学し、ヨーロッパの街並みの美しさに感動。その一方、どんどん活気がなくなっていく地元の街に対して、危機感も感じていました。そして、転機は大島さんが20歳の時に訪れます。海難事故で、父を亡くしたのです。
「おかしな話かもしれませんが、悲しみと同時に、身体の底から力が湧き上がってくるのを感じました。人はいつ死んでしまうかわからない、それならいま、チャレンジしなければ。その時の決意は、今でも僕の行動の源泉になっていると思います」
そして大島さんは、まちづくりを生業とすることを決めます。最初から独立を視野に入れ、まずは不動産会社に就職して業界のいろはを学んだのち、ピースボートに乗って1年かけて世界を見て回りました。南米やアフリカ、日本にいたら想像も及ばないような世界の国々を自分の目で見て、あらためて気づいたのは、地元長崎の海の美しさと生活環境の良さでした。大島さんは、26歳で長崎に戻り、長崎大学の事務職員として働きながら、ピースボートで出会った仲間たちとともに、茂木にゲストハウス「ぶらぶら」を立ち上げます。外から来た人が地元とつながる拠点として、ゲストハウスはぴったりだと世界の旅で実感していたからです。当初は出資者が別にいて、雇われ支配人の立場でしたが、その後に覚悟を決めて、大島さん自ら建物と土地を買い取り、改めて経営者として運営を開始。そしてこの度、同時に購入していた「いけす割烹 恵美」を改修し、新しいホテルをつくろうと始めたのが、このプロジェクトなのです。
その一環として昨年末にオープンした「NAGASAKI SEASIDE HOTEL 月と海」と、未来へ繋がる素晴らしいお話しは….番組の中で
NAGASAKI SEASIDE HOTEL「月と海」web
https://tsuki-to-umi.com/
《大島 徹也》氏、紹介記事アナバナ
https://anaba-na.com/22995.html…
「Alberto Diffuso」アルベルゴ・ディフーゾ
1980年代初めにGiancarlo Dall’Ara教授が提唱した廃村の危機にあるイタリアの小さな美しい村々に”再び息吹を”という伝統集落再生の試み。数世紀に渡り、主のいなかった邸宅や住居などを、村の伝統やその歴史的背景に惹かれたオーナー自らが意匠に関わり”ホテル”として蘇らせています。
地域のホテル、地域の旅館にとっての成長機会とはどのようなものであろうか。
ひとつの考え方として、アルベルゴディフーゾ(AlbergoDiffuso)がある。地域に散らばっている空き家を活用し、建物単体ではなく地域一帯をホテルとするイタリア発祥の取り組みである。アルベルゴ(宿)・ディフーゾ(分散している)という意味で直訳では「分散している宿」となる。
ホテルには、宿泊する部屋、レストラン、バーなどの飲食、お土産などを扱う売店などで構成されているが、アルベルゴディフーゾは、その構成要素が地域全体に広がっている。地域の空き家はホテルにおける部屋となり、レストランは地域の飲食店、となる。
アルベルゴディフーゾでは、地域にレセプション(受付)があり、そのレセプションでチェックインをし、部屋(空き家)の鍵を受け取る。食事は地域のレストランでもいいし、部屋のキッチンで地元食材の料理を作ってもいい。まさに地域に暮らすような滞在スタイルであり、この滞在スタイルはロングステイを可能にする。